マッサージが適する場合、適さない場合
マッサージをすると緊張した筋肉がゆるみ、血行がよくなって痛みがやわらぎます。
悪い姿勢による慢性腰痛の場合などは、マッサージが効きますが、
ぎっくり腰などで急性の激痛がある場合は、マッサージが適さない場合があります。
マッサージの方法
マッサージ方法には「なでる」「もむ」「圧す」「叩く」などがあり、これらを組み合わせて行います。「なでる」「もむ」は、全体に重い感じの痛みに、「圧す」は、くり返し起こる腰痛で、1ヵ所に強い痛みがある場合に適しています。
(1)なでる
ツボの部分に手をピタリとつけ、なでます。手のひら全体でなでる、親指以外の4本の指でなでる、などの方法があります。 もむ
(2)もむ
ツボの部分に手を密着させて、もみます。4本の指を重ねて回しもむ、
手のひらの付け根で回しもむ、親指の腹で回しもむ、両手を重ねてさするようにもむ、
片手または両手でしぼったり、こねたりするようにもむ、両手を重ねて船の櫓をこぐようにもむ、
などの方法があります。
圧す
(3)圧す
ツボに親指の腹をあてて圧を加えます。
(4)叩く
軽くこぶしをつくって叩く、両手を合掌するように合わせて叩く、
両手を軽くにぎり合わせて叩くなどの方法があります。
背中、腰、おしり、足の治療のときはマッサージを受ける人はうつぶせになり、
おなかの治療のときはあおむけになります。マッサージをする人は、その横に立てひざで座ります。
正しいマッサージ、悪いマッサージ
体の表面にピタリと手を密着させて、3〜5kgの圧を常に一定にかけるようにします。
また、ツボを移動するときは、体の表面を手をすべらせるように動かしていくこと、
リズミカルに行うことも大切です。強くもみすぎると、痛みのためにかえって
筋肉が緊張するので、気持ちよいと感じる程度に行ってください
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